「空」であるがゆえに、すべてはつながっている―ブッダに悟りを描いた『華厳経』の世界を、芥川賞作家がやさしく語る。 本書は「大乗仏教の頂点」とも言われる『華厳経』の世界を禅の僧侶であり作家でもある著者が、最新の物理学や生命科学、老荘思想や日本の神々にも言及しながらわかりやすく説く。コロナ禍以後3年間の講演を元に書き下ろした著者久々の新著 ケイオス出版 |
司馬さんが好きだった花に由来する「菜の花忌」 文春文庫 2023年2月7日 |
『新版 さすらいの仏教語』 |
禅宗の僧侶で芥川賞作家の著者が、元々は仏教由来だった言葉が、今は全く違う意味で使われているものを紹介したー「どっこいしょ」「皮肉」「油断」「がたぴし」「女郎」「ゴタゴタ」「玄関」「微妙」などなど、意外な言葉が満載。 ロングセラーズ |
『新版 まわりみち極楽論 』 |
芥川賞作家として、また臨済宗僧侶として著名な著者が、常識的な「幸福観」にしばられず、柔らかな発想で前向きに人生をとらえ、日々を「安楽に暮らす」心の持ちようを教えます。混迷を極める現代社会で心悩み、不安を抱える私たちに生きる糧を与えてくれる本です。 ロングセラーズ |
死んだらどうなるの? あの世ってどういうところ? ケイオス出版 |
すべてを受け容れることで、心が自在に動き出す。守るべき自己に縛られずに「なりゆき」に身を委ねる生き方を説く。「みんな同い年」「花御供」など全66話を収録。 出版文化産業振興財団 |
新型コロナウイルスの感染拡大で、多くの人たちが「諸行無常」を感じていますが、飛鳥時代から現代に至るまで、天災や疫病、戦災に見舞われたとき、仏教は常に人々に寄り添い、心の拠り所となってきました。本誌は無常であることを生きる力に変えてきた日本仏教の基本から仏教十三宗派の宗祖や教え、さらには仏事のマナーまでを、わかりやすく解説します。 |
『なりゆきを生きる』 |
すべてを受け容れることで、心が自在に動き出す。守るべき自己に縛られずに「なりゆき」に身を委ねる生き方を説く。「みんな同い年」「花御供」などを収録。『東京新聞』『中日新聞』ほか連載「うゐの奥山」を書籍化。 筑摩書房 2020年5月8日発売 |
『荘子と遊ぶ』 |
さかしらな知恵や価値判断を捨てて、身に起こる変化をただ受け容れる。完全な受け身こそが想像力の源泉であり、まったき自由なのだ。「万物斉同」を唱え、のちに禅の成立に大きな影響を与えた『荘子』思想の真髄、寓話の数々が、「周さん」こと荘子本人(!)の指南によって甦る。常識や分別にとらわれ、息苦しさを感じている現代人の、アタマを揺さぶり心を解放する一書。 筑摩書房 2019年8月9日発売 |
『竹林精舎』 |
玄侑宗久講演録 生きる極意、しあわせの作法(CD) |
「玄侑宗久氏、初の単行講演CD集」 「ありましたよね? 日本人らしい、あなたの生き方」 禅、念仏、老荘思想、心理学、脳科学、インドの瞑想まで… 自由で幅広いお話が、あなたのコリをほぐします エニ― 2016年12月31日発売 |
『やがて死ぬけしき』 |
『荘子』 |
今から約2300年前の中国で成立した『荘子』は、一切をあるがままに受け入れるところに真の自由が成立すると説く。禅の成立に大きな役割を果たし、今なお多くの人の影響を与え続けるこの書の魅力を、作家・僧侶の玄侑宗久が存分に語る。 書きおろしのブックス特別章「『荘子』における宗教性」収載。 144ページ 四六判上製 NHK出版 2016年8月23日発売 |
『光の山』 |
津波と震災、放射能。苛烈な現実の中で福島に生きる作家が描いた、祈りと鎮魂の物語。 震災後の苦難に満ちた日々の中で、珠玉の小説が生まれた……地震・津波の記憶が鮮烈に蘇る「蟋蟀」「小太郎の義憤」、原発事故の放射能や除染を背景にした「アメンボ」「拝み虫」、深い情感に満ちた「東天紅」、厳粛さとユーモア、不思議な輝きを凝視しながら描いた祈りと鎮魂の作品集。芸術選奨文部科学大臣賞受賞。 210ページ 文庫判 新潮社文庫 2016年2月27日発売 |
『現代語訳 十牛図』 |
十牛図とは十枚の牛の絵であるが、失われた牛(真の自己)を探し求めて旅し、故郷に連れ帰る絵物語。真の自己にいたる禅の悟りのプロセスが、十枚の牛の絵ろ漢文で描かれている。鈴木大拙が欧米に紹介、いまも世界で読まれる<禅の悟りのガイドブック>のわかりやすい新訳。 本書は、中国宋の郭庵師遠禅師『十牛図』の全文を古典翻訳家がわかりやすく現代語訳し、禅僧が監修、十のプロセスの人生における意味を丁寧に解説した。十牛の絵をカラーで掲載した永久保存版(2014年4月能文社から電子書籍版で発行された現代語訳『十牛図』を大幅に加筆修正、解説を加えたものである)。 「家族と社会の間で疲れ、どこまで学び続けるのかと迷い、小さな人生観を次々入れ替えやりくりする現代人には、『十牛図』こそ、必携のバイブルになるに違いない」 水野聡:訳 玄侑宗久:解説、監修 103ページ 四六判上製 PHP研究所 2016年1月27日発売 |
『村上隆の五百羅漢図展』 |
敗戦後の日本をテーマにオタク文化と日本美術史を接続し、「スーパーフラット」の発明から現代美術界を揺るがした村上隆の新境地。 解説:玄侑宗久「村上マンダラの深化」 森美術館編 304ページ 変A4判 平凡社 2016年1月25日発売 |
「知っておきたい!禅の基本」 |
およそ800年前、日本に伝えられた「禅」は、鎌倉・室町時代、武家社会に受け入れられ、禅宗として発展しました。それだけではなく、武道た華道、茶道、和食文化に大きな影響を及ぼした精進料理、挨拶、無功徳といった禅語など、日本文化の心を担ってきたのです。本書では、芥川賞作家、玄侑宗久氏が川端康成氏のノーベル文学賞受賞講演での禅を世界に紹介した有名なスピーチを引き合いに、日本人と禅の関係に迫った書き下ろしのエッセイ。曹洞、臨済、黄檗の禅の三宗派の解説や、坐禅、お経、禅語、お寺の建築、文化などなど、禅の要素をわかりやすく解説しました。また暮らしに禅を取り入れて、心を整える方法も紹介した保存版の内容です。 竢o版 2016年1月25日発売 |
『看取り先生の遺言』2000人以上を看取った、がん専門医の「往生伝」 |
治療が医師の使命。が、治らない患者はそうするのか。宮城県で緩和ケア医院をたちあげ、末期がん患者の訪問看護に注力した医師がいた。自宅養生しながら「お迎え」を体験し、安らかに逝く人々。病人とあの世を繋ぐ「臨床宗教師」育成の必要を医師は確信しつつ自らもがんで逝く。魂ふるえる医療現場からの提言。 解説:玄侑宗久「『あの世』への旅路」 文庫判:316ページ 文藝春秋 2016年1月4日発売 |
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